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September 2008

安楽病棟

痴呆病棟を舞台にしたミステリー。

Anraku
安楽病棟

第一部は、入院してくる患者それぞれの身内が、その患者の人生と入院にいたる経緯を切々と語るというもの。
第二部は、病棟の若い看護師から観た病棟の生活と、頻発する死への疑問。
ミステリータッチではありますが、そこはメインではないです。だって犯人の目星はすぐつくし。
なんというか、ドキュメンタリーっぽい感じ?じわじわと老化がもたらすものを見せてくるというか。。昔と現代の老人の違い、日本とオランダの医療の違い、などなど現実的な分析も興味深い。今後高齢化社会が進むにつれて、このあたりの根本的な問題意識が浮上してきそうな感じ。もっとこの分野について調べてみたい。

著者の方は精神科医なのですね。淡々とした筆致ながら考えさせられることが非常に多いので、ほかの著作「閉鎖病棟」「臓器農場」も読んでみることにした。

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このマンガがすごい! SIDE-B

「絶望先生」の作者クメタ先生のインタビュー読みたさに買いました。

Konomangasugoi
このマンガがすごい! SIDE-B

顔は見せてもらえないけど、後姿や仕事場の写真がいろいろと。
面白かったのが、インタビューの喋り方が、単行本巻末の紙ブログとまったく一緒なこと。口調もそうだし、すぐ自虐に流れるところとか、そのまんますぎて嬉しかった。

ほかにも気になるマンガが色々と紹介されてましたが、特に一緒に特集されていた宇仁田ゆみ先生の「うさぎドロップ」が気になる。
30歳の独身男性が、いきなり親戚の6歳の女の子をひきとって暮らす物語。4巻みつけて読んでみたらけっこうよかった。同じ年頃の娘がいるからでありましょうか。男性目線での主体的な育児漫画というのも新鮮でリアル。1巻から集めてみようかな。
Usagidrop
うさぎドロップ

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初の胃カメラ

胃カメラのんできた。

人間ドックで胃のポリープを指摘されてから数ヶ月、ほかの検査を優先させていたのですが、このままだとずっと放置しそう。と思って、思い切って受けてきました。初の胃カメラ。どんな検査か知りたいとお友達に言われたので書いてみる。

まず胃をきれいにする薬(液体)を飲みます。
のどの麻酔薬でうがいをします。
さらに、水あめ状の麻酔薬をのどに数分間含みます。飲んじゃだめ。
のどがしびれてきた頃に、今度は肩に胃の動きを止める薬を注射します。

まあ、このへんまではぜんぜん余裕。
で、マウスピースみたいなのをはめて、胃カメラが登場。
あの、待合室にうどんくらいのを飲み込みますって書いてあったから油断したんだけど、けっこう太いよ!こんなうどんないよ!!
で、その黒くて太いやつを飲み込むんですけど、これが辛いといったらない。
私特にのどの反射が強いみたいで、反射的に吐くこと10回くらい。本当に内臓全部吐くかと思った。
若い人は特に反射が強い人が多いんですよ、と先生は言いましたが、マジで人生のつらい検査のベストスリーに食い込んだよ!別に痛みに弱いわけじゃなく、刺したり切ったり縫ったりするのは我慢できるけど、これはほんと我慢できないよ!

くそっ……これでポリープがなくなってたらほんとにやった意味がないぞ。。とゲエゲエしてたら先生が「あなたポリープが20個以上あるよ!」と。そ、そんなに……?そういえば子宮筋腫も10数個あるっていわれてるし、内臓にそういうのができやすい体質なのか?いやだ。。
とりあえず組織をとったので、また結果を聞きにいかなくては。色的には良性っぽいからたぶん大丈夫と思われます。
しかし苦しかったな。。次回やるときは全身麻酔でやるぞ。。

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妹たちへ

40代から70代までの著名な働く女性たちが、後輩である今の20代、30代の女性に送るメッセージ。
作家、アナウンサー、漫画家、スポーツ選手、起業家まで、多種多様なその人の人生が語られています。日経ウーマンの連載をまとめたもの。人生に迷ったときに読むと心強いと思われます。好きな作家さんや有名人の方の人生を知りたいときにも。

Imoutotatihe
妹たちへ

単行本の表紙の方が人名がよみやすいかも。

どの業界の著名人でも共通しているのは、女性だからといって舐められたくない、男性の何倍もがんばることで認めてもらいたい。という想いですね。パイオニア世代ならではの熱いがんばり物語。最近では働く女性の環境は変わりましたが、やる気があれば道は開ける、というのは世代を超えて共通だなと思いました。

日経ウーマン系では、昔読んだ「働く女性の24時間―女と仕事のステキな関係」も面白かった。こっちはより同世代に近いし、一般人の話なので、よりとっつきやすいかも。

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09月24日のココロ日記(BlogPet)

まりやさんはブログペットが住むって知らないみたいです。あぅぅ、はやく教えてあげたいです……

*このエントリは、ブログペットのココロが書いてます♪

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初めての穂が今頃

6月に田植えをしたうちのバケツ稲、9月中旬になっても穂が出ません(泣)
やはり夏にボウフラが死ぬほどわいたとき乾燥させすぎたのだろうか。。(なんか成虫になったのをみたら、蚊じゃない別の虫のようだったが)

このまま枯れていくだけなのはかわいそうすぎる。せめて藁にしてしめ飾りでも作ってやろう。。。と思いながら、毎日水をあげていたのですが、今朝!見つけましたよ!!

うおー!初めての穂が。。。(感涙)
もう普通の田んぼではみんな穂がふさふさ実っている頃なのに。なんという遅咲き。このままがんばれ。がんばってくれ!!

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世界制服

征服ではなく、あくまで制服。なのです。間違いではありません。

Sekaiseihuku
世界制服

のび……じゃない、榎本ナリコさんの新境地マンガ。
これはすごいですよ!「センチメントの季節」(こっちもけっこう好きだけど)とかとはぜんぜん違いますよ!全編ギャグですから!!
SF、仮想現実、萌え、フィギュア、自宅警備員、ニコ動の神とかもうやりたい放題です。ブラックでいて軽妙なテイスト。展開が読めないまま怒涛のラストへ。ってショートストーリーがたくさん詰まっているのです。これは間違いなく買いですよ、奥さん!(って誰)

個人的には「最終兵器彼氏」が最高でしたな!
デビルマン(漫画版)が好きな人は読んでほしい。泣くほど面白い。よくわかんない人は登場人物の名前をチェックだ!そういえば違うストーリーで出てきたMikiぺディアのキャラはどう見ても美樹ちゃんですよね!ハアハア。

第2集が出るのが今から待ち遠しい!

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銃士伝

以前、桐野利秋に萌えていたときに、桐野のエピソード載ってますよ……と会社の先輩に教えていただいた本。桐野以外の部分を長い間放置していたのですが、ようやく全部読み終わりました。

Zyushiden
銃士伝

銃器と日本人がテーマというなんかマニアックな本。。
関ヶ原の戦いから、幕末の新撰組や竜馬、西南戦争時の桐野の話、太平洋戦争での日本人兵士まで、時間軸にそって様々な人物と愛用の銃器のエピソードが描かれます。
ぶっちゃけそれほど銃に興味はないのだが。。面白かったです。
銃の歴史は人の歴史じゃのう。武器は進歩するけど、争いのあり方は進歩がない。とか思ったりして。

しかし、一番よかったのは、やはり桐野の話かな!西郷亡き後に、ローズ・ド・メの香水を立ち上らせながら砦の上で銃を乱射して豪快に戦い、最後にめった斬りにされるという。いや、これだけかくとなにがいいのかわからんと思いますが。漢の浪漫があるのです!!

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キャンプへ

子供のお友達関係の4家族で二泊三日のキャンプへ。総勢15名の大所帯キャンプとなりました。
なんかすごいリア充になった気分ですよ!
キャンプへ
血迷って初めてのキャンプにもかかわらず、テントと寝袋、マットを買ってしまいました。しかしセッティングがむずかしくて、キャンプ常連のメンバーの皆さんの力を借りてようやく立ち上がりに成功。
キャンプそのに
日中は、魚釣りをしたり、すいか割りをしたり、アスレチックで遊んだりといろいろあって、子供は楽しそう。

キャンプそのさん
しかし大人の楽しみはやはり夜のキャンプですなあ。
ちょうど満月でムードもあります。ドラム缶で子供たちをお風呂に入れたのですが、すごい景色がきれい。
外で食べる肉とビールは最高ですぜ旦那!
料理と片付けが、文明の利器に慣れた身には果てしなく面倒だけど。。
夜
もうキャンプ趣味にしちゃおうかな。という感じのマイファミリー。でもMINIでは仲間がいないとキャンプは無理なんですよ、常識的に考えて。
キャンプへの愛が勝つのか、MINIへの愛が勝つのか、それは誰にもわからない。。。

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09月15日のココロ日記(BlogPet)

ココロのひみつ、空に打ち明けちゃいました

*このエントリは、ブログペットのココロが書いてます♪

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初心者のための文学

漫画原作者や評論家としても著名な著者が、三島や太宰や中上健次や安部公房などの文学作品と呼ばれるものを冷徹な目線で解体していく。
Syosinsyabungaku
初心者のための「文学」

戦争や時代性からみた文学、というのが主題のような気もします。戦中、戦後に作家が何を思っていたか。作品にそれがどう反映されていたか。現代につながる病理とは。みたいな視点が新しい。
新しい気はするのですが、ブンガクを芸術と思っている人間からすると、読んでいてなんだかつらいのであります!文学の評価の切り口は時代に対する作者の姿勢だけではないと思うので。
なのでこの内容からすると、初心者のための文学、というタイトルはちょっといただけないような。。新しい視点からの文学評論が読みたい、という方には斬新でよいと思うのですが、若者に向けての文学の入り口は、もうちょっと欲望一直線、みたいなところに行くべきじゃないのかなーと思ったりしたりしなかったり。。

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断読中

最近読書量が増えて、通勤の行きの電車で1冊、帰りの電車で1冊、寝る前に1冊、と1日3冊ペースで本を読んでいたところ、なんかインプット過多で脳がメタボリックになってきました。これはいかん。
ちゃんと消化やアウトプットの時間をとらずにインプットしていくのって健康に悪いです。というわけで、ただいま断食、じゃない断読中。

こういうときにいつも思い出すのが、以前読んだ俵万智さんのエッセイ。
小学生時代だったかな、毎日図書館から本を借りては読んでいた万智さんが、読み終えた本を持ってもう一冊借りてこようと(つまり当日中に2冊目を借りようとした)家を出るところでお母さんに止められたって話です。
読む時間に対して、著者が本を書くのに使った時間を考えること。というような話だったと思うのですが、インプットしたものを完全に消化する時間を持てってことだなと。空白の時間、ダイジネ!

あー。でもなんか禁断症状。。なんか読みたい。。

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グラン・ヴァカンス

永遠に続くバカンス。千年の間、人間に放置された仮想のリゾート世界が得体の知れない何かの攻撃によって崩壊していく話。そこに暮らすAIたちの必死の攻防がはじまる。

Granvakansu
グラン・ヴァカンス―廃園の天使

仮想世界にもAIにも興味があったのですが、この本を買った一番の理由はこの表紙が気に入ったから。ほぼジャケ買いに近い。
この絵からして、きっと静謐で、諦観にあふれた美しい虚無の世界が広がっているに違いないわ!と思って読んだらひたすらエログロな世界が広がっていましたとさ。。
ぐあぁ!
えっと……キモチワルイけどなんか冷徹なSF世界が好きな人は読むといいと思います。世界観のすべてはこの一冊では明かされないので、精神力が戻ったらシリーズのほかの本も読んでみようかな。。「ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 」でけっこうヒミツが明かされそうなんですけど。。まだ文庫になっていないみたい。うー。

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09月08日のココロ日記(BlogPet)

にこっ◇にこっ◇きょうはなんだかいいです!えへへ……☆

*このエントリは、ブログペットのココロが書いてます♪

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火の粉

退官した裁判長が、母、妻、息子夫婦、孫娘の4世代で住む一戸建ての家。その隣の家に、かつて無罪判決を言い渡した被告人が偶然引っ越してくる。感謝の気持ちの表れか、母の介護の手伝いをしたり、好意を寄せてくれる隣人。だが、そのうちに不可解な出来事が起こり始めて……。

Hinoko
火の粉

誰の言っていることが正しいのか?以前の殺人事件に残された唯一の謎、背中の打撲傷の真実は?気になることが次々に出てきて、ページをめくる手が止められないー。最後は救われない結末なようでいて、テーマを美しく収束させる爽やかな読後感。完成度高い。

この雫井脩介氏も、先日読んだ「崩れる」の貫井徳郎氏も、男性にも関わらず鬱々とした主婦心理を描くのが上手いですよね。不思議。

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銀齢の果て

そのまんま、老人版バトル・ロワイヤル。
増えすぎた老齢人口を調整するために、政府が打ち出したのが、70歳以上の高齢者に相互に殺し合いをさせる「老人相互処刑制度」。
あの「バトロワ」のパロディであることは、本文中に「皆さんには、殺し合いをしてもらいます」ってお馴染みのセリフが出てくるので間違いありません。生き残った人が複数いたら、政府によって全員処刑されてしまうシステムなのも同じ。
Ginreinohate
銀齢の果て

文庫になったので購入。やはり筒井康隆はいいなあ。
非情な設定ながら、リアリティがある。昔の短編「最後の喫煙者」みたいに後の世の中、高齢化社会の末期を予想して書かれたような、そんな感じ。
そんなひどい話ではありますが、なんか出てくる老人たちはけっこうアクティブです。人生の最期に知力体力、経験のすべてを振り絞って戦う様は、なぜだか異常に活き活きとしている。
しかしながら物語の最後が小さくまとまっちゃっているのが筒井康隆っぽくないような。もっといろんなものを破壊しつくしてほしかった。

そういえば、筒井さんのブログ(偽文士日録)は縦書きなんですよね。
笑犬楼大通り
日本語の辞書まで横書きになる時代に逆に新鮮!!

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スカイ・クロラ

もともと観るつもりはなかったんですよ。
だって絵がどうみても萌えないし。森博嗣は好きだけど、「スカイ・クロラ」のシリーズはなんかほかのミステリ作品と印象が違うので、読んでいないし。

そう思ってたんですけど、会社の同僚にmariyaさんは観たほうがいい的なことを言われ、パンフをめくると、主人公はヒロインのことを知らないけれど、ヒロインは主人公のことを知っているような印象。これは……「ALL YOU NEED IS KILL」みたいなもの?近いですね。と言われて、カッとなってその日のうちに観にいった(レイトショー)。後悔はしていない。

スカイ・クロラ公式サイト

淡々と続く日常と戦闘の果てに何を見るのか。
世界の設定もよいですが、映画ならではのメッセージが印象深い。子供にはちょっとわからないかも。学生や社会人、淡々と日常のルーティンをこなす人に観てほしい。何かが変わるかも。

映画とはラストシーンが異なるという原作も読んでみようかな。

そういえば、映画の登場人物たちが(見かけは子供なのに)やたらタバコやお酒をのむのが気になりました。これは、明日に希望の見えない人がはまるアディクションへの耽溺の表現?リアルですなあ。

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