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August 2006

改蔵読了

絶望先生にはまって改蔵にすすみ、毎日1冊ずつ楽しみに読んできましたが、とうとう最終26巻を読み終えてしまいました。

Kaizo
かってに改蔵

すばらしい終わりでした。。手をつないだふたりの向こうに見える海と夜空。
いろんな意味で枠を超えた漫画ですねえ。
くめた先生は少年漫画じゃなくて青年漫画に行くといいと思うですよ。対象年齢的に。(エロとかないですけど)

エロといえば、うみたんと改蔵は手をつなごうが、告白しようが、一緒の部屋に暮らそうが、はたまた入籍しようが、まったくラブコメを感じさせないところがすごいキャラクターでしたね!

しかし読み終わってしまって、あの世界にひたれないのがさみしいです。
読みすぎて、激昂すると「きょーっ」、ショックをうけると「ズガンボーン」、携帯メールを打つときは「めるめるめる」と脳内で擬音が聞こえるようになってしまいました。
絶望先生の続きを待つしか!

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半落ち・廃用身

最近介護問題を考えつつ小説を選んでいたらこんなセレクトになってしまいました。。ちょっと自虐的かも。

半落ち
Hanochi

アルツハイマーの妻を殺した男。自首までの空白の二日間を語らせようとする、彼をとりまく人々の物語。
映画にもなった話ですが、今まで読んでいませんでした。
老老介護の参考にはなりませんでしたが。主人公の男は主人公であって主人公にあらず。彼にかかわっていく人々の内面が描かれていきますので。。
しかし最後までぐいぐい引っ張り込まれる小説でした。読者の気持ちと、彼という書を開こうとする登場人物たちの気持ちがひとつになるからでしょうねー。
すべてをなくしたように見えても、生きていたいと思う理由。考えさせられました。

廃用身
Haiyosin

脳梗塞などで麻痺して回復の見込みのない手足を切断する療法の話。
もちろんフィクションなんですが、リアリティがありすぎて本当にあるんじゃないかと思わされます。
著者が医者であり、このフィクションレポートを書いている架空の著者も医者なので、リアル感がすごい。単に医療の話でなく、若い世代が気づいていない、これから規模を大きくする介護問題への警鐘でもあり。
現実に麻痺と戦っている両親にはショッキングすぎて読ませられませんが。。同世代の人に読んで欲しい問題作です。
第二作の「破裂」もかなり似たテーマを扱っているようです。読むべきか。。

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15年かあ

メールボックスを開けたら、ニフティからの「入会15周年ありがとうメール」が届いていました。
うおう。個人的に15年も使っていたのか!とちょっと遠い目をしてしまいました。15周年だからといって何か特典がつくわけでもありませんが。こんなに長く愛用しているので何かくれ。と言いたいところですが、愛ゆえに何もいいますまい。。
そういえば、ダンナと付き合いだしてからも今年で15年だということに気付きました。すごい。わたしってしつこく長い愛に定評があるやも。

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脱力したいときに

最近疲れ気味の心を休めるために、さらっと読めそうな本をよみました。
僕は妹に恋をする
ラブリンク

いやー両方ともすごかった。
1ページに1回は主人公たちの行動や発言に「……へ?」という疑問が浮かび、3ページに1回は「なんでそーなるの!」という突っ込みをいれずには読めないこの本たち。
あまりの理解できない展開の数々に脳が真っ白になりました。しかしなんだかんだ文句をいいつつも最後まで読んでしまったということは、面白いということなんでしょうか。

僕は妹に恋をする
双子の妹に欲情するという時点ですでにわけがわからない。。
最後の方で出生の秘密が明かされ、親たちの行動もまた予想の遥か斜め上をいっていたことに驚きを禁じえませんでした。

ラブリンク
兄弟と同時につきあうヒロインの心の動きや行動が、これまた私の理解を超えています。自分からそういう道に人を引きずり込んでおいて、どうして私たちはこんな運命なの?とかしょっちゅう酔いしれないでください。やっぱ私、ケータイ小説に向いてないのかも。

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救急車で酔う

親の転院に付添人として救急車に同乗。サイレンを鳴らしながら走る車の中から比較的冷静に外を見るという不思議な体験をしました。
それにしても救急車ってノンストップなのね。信号関係なく走るし、混雑していれば対向車線を逆走するしでずっと揺れ動いているので、激しく酔いました。あれほど乗り心地が悪いとはしらなんだ。

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時をかけてきました

どうしても見たくなって、往復3時間かけてみてきました、「時かけ」。(千葉でも追加上映してくれ!→ちょっと前までやってたんですね。間に合わなかった……)
朝イチの回に行きましたがメガネ男子多し。わりとギリギリに着きましたが座れてラッキー。

時をかける少女」(公式)
結論から言うとすごく!よかったです!
楽しく、苦しく、そして切なく。等身大の青春から離れないのにドラマティック。
途中から完全に主人公と同化していました。ハアー。これは恋?恋なの?
主人公も男の子も魅力的です。女子もぜひ観にいくことをオススメ!

学校の風景(特に校門と中庭)ところどころ見覚えがあって、不思議に思っていたらエンドロールに母校の大学の名前が!ちょっとびっくり。そして嬉しい。
原作の「時かけ」主人公が今回おばさんとして出てきますが、いい感じです。美しいです。頼れます。魔女おばさーん!

そういえば、原作の「時かけ」は私が小学生の時に初めて読んだ筒井康隆作品でした。同じ本に入っていた話で並行世界の概念を知り、SFに目覚めたり、他の筒井作品(七瀬シリーズとか)に次々はまりこんだりと影響を受けた1冊です。

Tokikake
時をかける少女 〈新装版〉

いやー。しかし映画館に観にいけてよかった。2回目も観たいです。まあ状況的に無理だと思うので、後はこれで補完しようと思います。人気のせいで現在品切れ中ですが。。
Tokikakenote
時をかける少女 NOTEBOOK

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藤原正彦ブーム

持病の「ベストセラーになると読みたくなくなる病」をなんとか制して「国家の品格」を読む。いい本でした。愛国心の中に含まれる愛郷心や教育などについてたくさんの示唆を得ました。
藤原正彦に興味を持った私に会社のお友達が彼の著作を次々と読ませてくれました。どうもありがとうございます!

若き数学者のアメリカ
遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス
数学者の言葉では
数学者の休憩時間
父の威厳 数学者の意地
心は孤独な数学者

連続して読むと重なるエピソードもありますが、どれも面白かったです!
どの本にも根底にはその国(日本であれ、イギリスであれ)の文化を大事にする心がありますね。情緒とユーモア溢れる文章を読んでいると本当に数学者なの??と思ってしまいます。やはりご両親の血に色濃く影響を受けていらっしゃるのでしょうか。

新田次郎氏の小説も実は未読なので読みたいのですが、先に藤原てい氏のこの作品をぜひ読みたいのでメモメモ。
流れる星は生きている
満州からの藤原母子の脱出行です。
その満州への再訪記が入っているというこの本もそのうち読みます。
祖国とは国語

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剣心再ブーム?

DVD-BOX発売や完全版コミックス発売、ゲームもまた出るんですよね?と、なにやら剣心再ブームな感じ。
なんかこんな特集サイトまでできてるし。

ちょうど一年前にスローダンスに剣心が出てきたのはこのムーブメントの予兆だったのか!(たぶん違う)

しかしあれですね、この特集サイトでTVシリーズとOVAが見られるわけですけど、こうして一覧してみるとどうにも思い出せない話が存在しているんですよ。。全話食い入るように見ていた記憶はあるのに。
あまりのことに脳内で消去してしまったんでしょうか。
意外と砲弾娘マリモとか、風水師とか、マグダレナ小夜とかはオリジナル展開なのに覚えているんです。(自分の中でネタとして消化されたのか。。)
でも。。。
64幕の弥彦王子から66幕の剣心のぷろぽ~ず!?までなんてまったく記憶がない!きっと忘れたいなにかがあったに違いない。です。

気になるのはTV未放映ビデオが1話あって100円で見られるというもの。

「~流浪の最果て・緋と瑠璃の絆は潮騒の中に~」
神谷道場に平和が戻った晩夏の日。墓参りに出かけた剣心と薫は、急に降りだした雨のため民家に宿を借りることに。2人きりで過ごす初めての夜、薫は剣心への秘めたる想いに1人焦がれる…。

うわー。見たくない。でも見たい。でもみたくない。(どっちだ!)

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愛の処刑

「薔薇族」編集長の伊藤文学さんが書いた「薔薇よ永遠に」を読む。
Barayoeienni


昔の読者からの手紙や興味深いエピソードが山盛りの貴重な本ですが、中でも個人的な見所は「愛の処刑」掲載とそれについての論争を収録しているところです。
「愛の処刑」は別名で発表されていますが、三島由紀夫が書いたといわれている小説で、内容がかなり「憂国」と似ているのです。
男性教師が美少年に命じられて彼の目の前で切腹する、という話で、彼らの言動は理解を超えて時折おかしいし、やっていることといえばひたすら切腹だけなのですが、何やら鬼気迫るエロスが感じられます。。
文体はあえて崩しているみたいで、登場人物の名前の表現が一定してなかったりと作品の完成度は低いのですが、どうみても根底にあるのは三島流の美学だと思います。

剣と寒椿」も興味深く読みましたが、「憂国」「愛の処刑」の考察が存分に読めるこの本も三島ファンにはぜひお勧めしたいです!

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